店舗内の片隅で毎日、
店舗内の片隅で毎日、健気にクルクル回っている浮かぶオブジェ「LYFE（ライフ）」のセッティング方法を、ご説明します。
① プランターを両手で「水平」に持ちます。
上からプランターを見下ろす目線の関係から、水平のように見えていても、実際は手前が僅かに上がっている形で持ってしまいがちなので、そこを注意してください。
② 土台ベースの20cmほど上から、土台ベースの「中央」位置を目指して、プランターをゆっくりと真っ直ぐに降ろします。
③ 土台ベースの5cmほど上に「見えないけれど、結構しっかりしたすごく小さな台」という感じの均衡点がありますので、それにソッと乗せます。
④ 真っ直ぐに降ろそうとしても、四方のどちらかに引っ張られるとしたら、降ろすラインが土台ベースの中央からズレています。
「引っ張られる方向の反対方向にプランターの位置を調整する」感じで、降ろすラインを微修正します。
⑤ 磁力が強いので、土台ベースの5cmの位置での「水平移動での位置調整」は難易度が高いため、④でラインを修正しても上手く乗せられないと判断したら、再度②からリトライした方が効率的です。
プランターに乗っている植物は、空気中から水分を補給できる、土の中に根がつかない「エアプランツ」です。プランターのセッティングに失敗してコロコロ落ちても全然大丈夫な強い植木ですので、お気になさらずに。
そもそも、なぜ浮かんでいるのでしょうか？
オーク材の土台には電磁コイルが仕込まれており、シリコン材のプランターに仕込まれた磁石との間の反発する力を利用しています。Maglev（マグレブ）テクノロジーと呼ばれる、リニアモーターカーと同様の技術だそうです。
驚くのは「回転している」ことが、浮遊のシステムとは全く「無関係」なことです。単に店舗のエアコンの風で回っているだけなんです。
システム的には、浮かんだ状態で完全に静止します。クルクル回ることで、磁石の余分な力の軋轢を逃して、それでバランスを取っているわけではないのです。
スウェーデン生まれのイカした帰国子女なのに、ちっともチャラチャラしていない、ちょっと無口で陰キャだけど、立派な働き者なのです。ハイイロオオカミのレゴシくん的な。
じーっと見つめていると、もちろんちゃんと働いているけど、こちらが、何時間もずっと意識していないフリをしてして、急にパッと目線を走らせたりしても「あ、すんません、店長、すんません」的にバツが悪そうに、慌ててスマホいじりから仕事に戻るようなヘマもしません。
次回の来店時に、彼と遊んでやってくれませんか？ いい奴なんですが、ちょっと寂しがり屋なもんで。
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