さて、新型コロナ災禍
さて、新型コロナ災禍にて臨時休業中のため、店には掃除・片付けに行くだけで、投稿する話題がありません。
テレビも再放送ばかりなので、当店もそれにならって、昨年の開店までに撮っていた写真を使い、現在更新を止めているTwitterの投稿も再放送。
まず、現在、お客さまに無料で楽しんで頂いている「タロットおみくじ」ですが、開店準備の段階で考えていたのは、タロットカード占いを基にした「フォーチュン・クッキー」でした。
AKB48のヒット曲により誰でも知っている占い〈 運勢が表記されている紙片が入っている菓子。アメリカ合衆国・カナダの中華料理店において食後に提供されることが多い。@ Wikipedia 〉ですが、実は店長は、ハリウッド映画の中ではよくコレを観るものの、実物を見たことがありませんでしたので、ネットでレシピを調べて、開店準備の期間中に何度か試作。
このフォーチュン・クッキー、調べてみると、驚くことに、中華料理や中国の文化・伝統ではなく、日本発祥なんですって。
〈 中国本土では見られなかった習慣であることから、日本の江戸時代に誕生し、日本で流通していた菓子が日系移民によってアメリカに持ち込まれたものの、第二次大戦時の強制収容によって日系移民の店が姿を消したことから、中国人経営の店で引き継がれ、アメリカ全土に広まったとする説が有力である。今日ではアメリカ文化のひとつと言える。@ Wikipedia 〉
日系移民の方たちの、悲しい歴史も絡んでいるんですね……。
「アイアンマン3」(2013)では、TV電波をジャックをした敵マンダリンが、チャイニーズ・シアターを爆破した後、こう語ります。
フォーチュン・クッキーは ー
形と名前から 中国のものと思いがちだが ー
実はアメリカで生まれた
ゆえに 中がカラっぽで ウソばかり
後味もひどい
(字幕を参照しました)
なんだか、エラい言われようです。まあ、レシピ通りに作っても……、確かにあんまり美味しくないけど。
ということで、その後も色々と変遷を経て、現在の、おみくじのみの形となりました。
タロットカードの大アルカナ22種類(正逆二種類あるため合計44種類)それぞれが「固有する数字」を記入した44本のおみくじ棒を引きます。タロットカードを1枚のみ引いて運勢を占う「ワンオラクル占い」と同じと考えて下さい。
中がカラっぽではありません。たけのわ食堂のイカしたトニー・スタークこと、真面目で素敵な店長が保証します。ちゃんとした占いですからね。